えぶりわん・ぴーす!

日常とか二次元とか野球(虎)とか。

  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26
  • 27
  • 28
  • 29
  • 30
  • 31

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

| スポンサー広告 | -------- | comments(-) | TOP↑

≫ EDIT

【ブログ連載】エース「刻印」 #2

【ブログ連載】エース「刻印」 #1
↑の続編です。

注意書きは前回と同じ。

追記としては、この前せっかく「マイヒロインバトン」やったので、ヒロイン名がいつもの「玲」ではなくエース固定ヒロインの「エミリー」にしました。内緒は馴染みなくて変な感じするかもしれせんが、慣れるまで我慢の方向でよろしくお願いします…!

何より私自身が慣れなければ!

では、追記よりどうぞ!






「いやだ…!エース!エース…っ!!!」
「わりぃ、エミリー。おれはもう、そっちには戻れねェ」
「そんなのいやだ!!私たちには…私には…エースが…!」
「もう決めたことだ。船はお前に任せる。あいつらを…よろしく頼む」
「エース!!!!」



そう叫んだところで、私は目が覚めた。どうやら、夢、だったようだ。なんて、ひどい夢。もう一度同じ夢を見るのがこわくて、私は体を起こし、ベッドから出た。寝巻きが汗でびっしょりになっていて気持ち悪い。クローゼットから明日着るつもりだった服を取り出し、それに着替えた。それでもまだ熱は引かない。風にあたりたくて、甲板に出た。

飛び込んできたのは、群青色の空いっぱいに燦然と輝く星々。いまにも吸い込まれそうで、私は思わず感嘆の声をあげた。日中と夜では空も海も、全く違う顔をする。私はどちらも大好きだ。なのに最近は、ゆっくり空を見ることを忘れていた。したくてもできなかった。

エースは夜が深くなったころ、私をよく叩き起こしに来た。何かと思えば「星がすげェぞ!」とのことで、その度に私は「そんなことで人の安眠を邪魔するな」と思ったし口にも出したけれど、結局は付き合わされ、一緒の毛布にくるまって夜空を見た。そしてその度に「起こしてくれてありがとう」と思った(口には出さなかった)



「あ…」



一筋の光が空の端から端へと落ちていく。流れ星だ。光はほんの一瞬で消えてしまった。その儚さと美しさが、私の心を虚しくさせる。

そういえば、エースがよくこんなことを言っていた。「流れ星が消える前に3回願い事を唱えると、その願いが叶うんだぜ」と。その言葉を決して信じたわけじゃないけれど、私は何度か試みたことがある。だけど結果は、3回唱える前に光が消えてしまうという、ごくありきたりな結果だった。

「無理よ、早すぎる」「願い事がそんな簡単に叶うわけねーだろ?」「そうかもしれないけどさ…何か納得いかない」
「ははっ。まっ、自分の願いは自分で叶えろって教訓かもな」「…そうかもね。私、がんばるよ」「エミリーの願いなんだ?」「言わない」「けち」「けちじゃない」「なー教えろよー」「いや」「じゃぁヒント」「…あんたのこと」「えっまじ!?」「…って言ったらどうする?」「何だよそれ…」「ふふ、教えない」

ずっと一緒にいられますように、って―。

エースだけじゃない。エースを含めた、みんなと。誰一人欠けることなく、この海の果てへと。



「あと2、3日か…」



白ひげ海賊団が停泊しているという島に着く。三週間、調べに調べまくり、どんな噂も聞き流さずにとことん探した。そして、ようやく掴んだ有力情報だ。これを逃すわけにはいかない。

エースが白ひげにいたときと、いかなかったときの二つのパターンを、これまで何度も想像した。いたら、必ず連れ戻す。いなかったら、また彼を探す航海を続ける。それだけだ。どちらにせよ、白ひげと会うことで何か得られるものは必ずあるはずだ。白ひげの噂とエースの噂は、リンクしていたのだから。



「船長…」



呟いた彼の肩書きがどうしてか、自然なような、不自然なような、不思議な感じがして、私は小さく笑った。





--------------------------------------------
*あとがき*

めちゃくちゃ展開が早くてすみません^^;
あんまりヒロインの独白文にしたくないので、
次はいよいよ白ひげとの対決です。
もちろんエースも出てきます。

私がこの連載で書きたかったのは次の話と言っても過言ではないので、
ぜひお楽しみに!



| 小説 | 2010-05-27 | comments:0 | TOP↑

COMMENT















非公開コメント

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。