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2010年11月03日
【ブログ連載】エース「刻印」 #3↑の続きです。
先日バイトで「暇すぎてしゃーねぇ。ネタ考えるか」と、ネタを考えてたらこの連載の終わりが見えた。
いやね…どうやって終わらせるか考えてなかったからさ…
考えてないのに勢いとノリと心意気で始めちゃったからさ…
もう、見えた瞬間「神!!」って思ったねほんと。ネタ神降りてきたね。
ってことで、ゴールに向かって突っ走りたいと思います!
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殺すつもりだ。
だが、そのつもりで撃った弾丸も、放った短剣も、軽くかわされる。それら全てが常人の肉眼では到底捉えることができない速さにもかかわらず、だ。白ひげにはまるでスローモーションで見えているかのように的確で、かつ無駄な動きがない。私の攻撃は、一つも当たらない。当たる気配すらない。白ひげが実際以上に大きく見える。その大きさに圧倒される。少しでも気を緩めると、一瞬で呑み込まれそうだ。この空間の一切を支配されてしまったみたいに。これが、世界最強と謳われる男―。
「はぁっ…はぁっ…いつまで…!そうしてるつもりだ…!」
私は息も絶え絶えになりながら、何とかそう言った。白ひげは私を見下ろし、鋭い双眸でじっと見る。その視線から生み出される威圧感は、言葉では言い表せないど凄まじいものだった。心臓が、ドクンドクンドクンドクンと何度も何度も、苦しみに悶えるように激しく脈打つ。いままで、それなりに強い敵とも、戦ってきたつもりだ。その度に味わった、押しつぶされそうなほどの重圧。だが、この男のそれは別格だ。体の末梢にまで集中していないと、すぐに動けなくなるだろう。本能がぐわんぐわん警鐘を鳴らし続ける。「逃げる」なんて、ハナから頭にはない。たとえそんな衝動に駆られたとしても、私がそうすることはできないだろう。この男の視線から、逃れることすらできないのだから。
「何だァ…もう終わりか?お譲ちゃん」
「はぁっ…っまだまだぁ!」
私は快速を飛ばし、白ひげに向かって千本のクナイを放った。これは、エースとワノ国に行ったときに買った武器だ。それらが白ひげに襲いかかる。四方八方から飛んでくるこの量のクナイを避けきるのは、さすがに難しいはず。それに―私は何も、さっきから闇雲に武器を投げていたわけじゃない。動けなくなっているのは、〝お互い様〟だ。
「これァ…」
「あんたの周りは…糸が張り巡らされている…海楼石を混ぜて作った、細い糸が、ね…」
「なるほど…どうりで体が鈍いはずだ…」
「あんたが何かの能力者だということは知ってた…動けなくさえすれば、たとえ自然系でも、これでナイフは刺さる」
キン…金属が擦れる音を響かせ、ナイフを取り出す。即効性の毒をたっぷりと塗りこんだナイフだ。この毒は、巨人族であろうと突き刺されれば卒倒する猛毒だ。世界最強の男も、人間である限りこの強烈な毒素には逆らえないだろう。
「命が惜しければ…エースを返せ」
「……………グラララララ…!」
「何が可笑しい!!」
「グラララララ…!気に入った…」
こいつが何を言っているのか、分からない。意味が分からない。馬鹿笑いする白ひげに憤りを覚えながらも、私は一歩退いた。どうすればいいのか、全く分からなかった。「気に入った」って、何を?命を奪われる寸前だというのに笑いかけてくるなんて、狂っている。
「お譲ちゃん、おれの息子になれ」
「っ…!殺す!!」
白ひげは私に手を差し伸べてきた。糸の強度はかなりのもののはずなのにも関わらず、ごく自然な動きで。わずかながらにショックを受けた。が、落ち込んでいる暇など一秒もない。完全に自由を奪うため、私は再び海楼石を練り混ぜた糸がついた手裏剣やら短剣やらを白ひげ目がけて投げつけた。今度の糸は肉眼でとらえられるが、強度は先ほどとは桁違いだ。白ひげの四肢に糸がぐるぐると巻かれていく。それと同時進行で私はナイフを構え、まっすぐ走り抜けた。この偉大な男を殺すため―いや、エースを、奪い返すために。
「エースは返してもらう!!」
ナイフが肉を突き刺す感触が全身に伝わる直前、私は確かに見た。
男がニヤリと口の端をつり上げたのを―。
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*あとがき*
ヒロインは武器の達人…的なイメージで書きました。
いっつも思いますが、戦ってるとこ書くのって本当にむずかしい…!!!!!
小説書く上で気をつけていることは「同じ表現(言葉)を使わない」なんですが、
戦闘で使えるボキャブラリーが私少なすぎる…!!!
いっぱい戦ってるとこある小説とか読んだほうがいいのだろうか。
でもライトノベル市場に詳しくない私はどれを読めばいいのか分からないわけで。
切実に文章力と語彙力を上げたいです…
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| 2010-11-03
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2010年09月20日
【ブログ連載】エース「刻印」 #2↑の続きです。
私は決してこの連載を忘れてないよ!!!!!!!!!(必死のアピール久しぶりに続編書こうと思います。
原作で「スペード海賊団は全員白ひげの仲間になって船に乗ってる」とついに明言されてしまいましたが、
私には聞こえてないんだぜ!ヒーハー!!!
ご都合主義マンセー\(^O^)/
あ、ブログ連載ということもあって、展開がとっても速いです…!
物語に深みも何もあったもんじゃないです。
最初からそんなのねーダロ!というツッコミが入りそうですが…
色々と許せる方のみ追記よりどーぞ!><
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これは、悪夢だ。
私は彼の背中に刻まれたドクロを見て、率直に思った。そして同時にこれが夢であることを願った。酷な夢ではあるけれど、夢であったら、救われたのだ。少なくとも、私は正気でいられた。
だが、これは紛れもない現実で。その事実に、吐き気がするほどの嫌悪感を覚えた。彼の背中に。不可解、といった表情をする彼に。私を見るや否や驚いて言葉の一つもない出ない彼に。何もかもに。
「エー…ス…」
私もその言葉を絞り出すのがやっとだった。この状況で、他にどんな言葉を吐けばいいのだろうか。ただただ信じられなくて、信じたくなくて、頭の中が真っ白になって、呆然とエースを見つめることしかできない。エースもそれは同じみたいで、いま在る現実を処理できなくて困惑のあまり息をすることさえできてなさそうだった。
呼吸することさえ許されないようなこの空気で、威風堂々たる声を発したのは、あの男だった。
「ここに何しに来た、お嬢ちゃん」
「白ひげ…!」
「なんて、聞くまでもねェか。グラララララ…!」
一体何が可笑しいのか。白ひげはゲラゲラと笑い飛ばす。私はカッとなってナイフを取り、白ひげに向かっていった。殺気を消すことさえせず。私が本気だというのに、そんなこと分かっているはずなのに白ひげは笑いっぱなしで、私は余計に頭に血が昇って、止まることなんてできやしなかった。
「待て、エミリー!!!」
白ひげの首にナイフが刺さろうとした瞬間。私と白ひげの間にエースが烈火の如く入ってきた。エースの腕にナイフが突き刺さる。もちろんメラメラの実の能力で、腕は炎となってナイフが突き刺さることはなかった。
「…あんた、自分が何してるか分かってんの…!?」
「ああ…!分かってるつもりだ…!」
「だったら止めるな!あんたの大事な船長を守りたければ私を殺せ!私は…あんたの敵、なんだから…!!」
憤りに任せて発した言葉は全て私が認めたくなかったものだ。言うことすら、避けてきたもの。それなのにいまになって、驚くほど淡々と口から出た。私の中で何かの糸がプツンと音を立てて切れたのだ。私が抱いていた希望の光が、消えてしまったかもしれない。それと同時に、瞳から堪え切れなかったものが、ボロボロと零れ落ちていく。
「やっと会えたのに…!何でよ…エース…!!」
「エミリー…」
「白ひげの仲間になるなんて絶対に許さない!私たちに黙ってそんな大事なこと決めるなんて!!お願いだから、帰ってきてよ…エース…!!」
私には、あんたが必要なのに―。
憎らしいのと、切実なのとで、頭の中がぐちゃぐちゃになる。白ひげのトレードマークが刻まれた背中に、激しい憎悪を覚える。これは、エースの決意のしるしだ。もう私が連れ戻しにきたところで、簡単に揺らぐわけがないんだ。もうエースは戻ってこない。もうエースは私たちの仲間じゃない。名実ともに、白ひげ海賊団の船員だ。そんなこと、わかっている。頭ではわかっていても、冷静に受け止められるほど私は大人になりきれない。簡単に頷けることなんて、できるわけないじゃないか。
「私と決闘しろ…白ひげ!!」
「なっ…!?何言ってんだ!エミリー!」
「あんたは黙ってて!あんたの背中の刻印…私が消してやる!」
「ばかやろう!お前が勝てるわけねェだろ!」
そんなこと、言われなくても分かっている。エースが勝てなかったんだ。私に勝てるはずがない。けれど、これはそれすらも超越した問題だ。私にも、意地ってもんがある。少しくらい、悪あがきをしたいじゃないか。
「私たちの船長を…私のエースを返せ!」
私のそれはまるでエースが誘拐されたかのような口ぶりだ。ばかなことを言っている。だが、白ひげは今度は笑わなかった。何を考えているのか読み取れない表情で私を見つめている。張り詰めた空気が痛い。だけど、私は白ひげの貫禄ある視線を正面から受け止めた。あるいは、視線を逸らすことすらできなかった。
そして、男は口を開いた。
「いいだろう…その勝負、受けよう。海賊として」
「当然よ。潰してあげるわ、…海賊として」
「グララララ…!やってみろ。仲間をかけた戦いに、おれは手加減できねェぞ」
「望むところだ!」
両船員が見守る中、戦いの火蓋は切って落とされた。
静かに訪れた夕闇は赤く染め上がり、まるで炎のようだった。
---------------------------------------------------------
*あとがき*
「私たちの船長を…私のエースを返せ!」
この台詞が書きたかった。
なので、この連載の目的はほぼ8割達成されてしまった。
あとは完結に向けて突っ走るのみ!!!
できればあと3・4話で終わりたい。
それくらい、すっきりまとまった連載が書けるようになりたい…
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| 小説
| 2010-09-20
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2010年05月27日
【ブログ連載】エース「刻印」 #1↑の続編です。
注意書きは前回と同じ。
追記としては、この前せっかく「マイヒロインバトン」やったので、ヒロイン名がいつもの「玲」ではなくエース固定ヒロインの「エミリー」にしました。内緒は馴染みなくて変な感じするかもしれせんが、慣れるまで我慢の方向でよろしくお願いします…!
何より私自身が慣れなければ!
では、追記よりどうぞ!
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「いやだ…!エース!エース…っ!!!」
「わりぃ、エミリー。おれはもう、そっちには戻れねェ」
「そんなのいやだ!!私たちには…私には…エースが…!」
「もう決めたことだ。船はお前に任せる。あいつらを…よろしく頼む」
「エース!!!!」
そう叫んだところで、私は目が覚めた。どうやら、夢、だったようだ。なんて、ひどい夢。もう一度同じ夢を見るのがこわくて、私は体を起こし、ベッドから出た。寝巻きが汗でびっしょりになっていて気持ち悪い。クローゼットから明日着るつもりだった服を取り出し、それに着替えた。それでもまだ熱は引かない。風にあたりたくて、甲板に出た。
飛び込んできたのは、群青色の空いっぱいに燦然と輝く星々。いまにも吸い込まれそうで、私は思わず感嘆の声をあげた。日中と夜では空も海も、全く違う顔をする。私はどちらも大好きだ。なのに最近は、ゆっくり空を見ることを忘れていた。したくてもできなかった。
エースは夜が深くなったころ、私をよく叩き起こしに来た。何かと思えば「星がすげェぞ!」とのことで、その度に私は「そんなことで人の安眠を邪魔するな」と思ったし口にも出したけれど、結局は付き合わされ、一緒の毛布にくるまって夜空を見た。そしてその度に「起こしてくれてありがとう」と思った(口には出さなかった)
「あ…」
一筋の光が空の端から端へと落ちていく。流れ星だ。光はほんの一瞬で消えてしまった。その儚さと美しさが、私の心を虚しくさせる。
そういえば、エースがよくこんなことを言っていた。「流れ星が消える前に3回願い事を唱えると、その願いが叶うんだぜ」と。その言葉を決して信じたわけじゃないけれど、私は何度か試みたことがある。だけど結果は、3回唱える前に光が消えてしまうという、ごくありきたりな結果だった。
「無理よ、早すぎる」「願い事がそんな簡単に叶うわけねーだろ?」「そうかもしれないけどさ…何か納得いかない」
「ははっ。まっ、自分の願いは自分で叶えろって教訓かもな」「…そうかもね。私、がんばるよ」「エミリーの願いなんだ?」「言わない」「けち」「けちじゃない」「なー教えろよー」「いや」「じゃぁヒント」「…あんたのこと」「えっまじ!?」「…って言ったらどうする?」「何だよそれ…」「ふふ、教えない」
ずっと一緒にいられますように、って―。
エースだけじゃない。エースを含めた、みんなと。誰一人欠けることなく、この海の果てへと。
「あと2、3日か…」
白ひげ海賊団が停泊しているという島に着く。三週間、調べに調べまくり、どんな噂も聞き流さずにとことん探した。そして、ようやく掴んだ有力情報だ。これを逃すわけにはいかない。
エースが白ひげにいたときと、いかなかったときの二つのパターンを、これまで何度も想像した。いたら、必ず連れ戻す。いなかったら、また彼を探す航海を続ける。それだけだ。どちらにせよ、白ひげと会うことで何か得られるものは必ずあるはずだ。白ひげの噂とエースの噂は、リンクしていたのだから。
「船長…」
呟いた彼の肩書きがどうしてか、自然なような、不自然なような、不思議な感じがして、私は小さく笑った。
--------------------------------------------
*あとがき*
めちゃくちゃ展開が早くてすみません^^;
あんまりヒロインの独白文にしたくないので、
次はいよいよ白ひげとの対決です。
もちろんエースも出てきます。
私がこの連載で書きたかったのは次の話と言っても過言ではないので、
ぜひお楽しみに!
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| 小説
| 2010-05-27
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2010年05月10日
途中で詰まりそうな予感しかしないので、こっちで書きたいと思います。
のんびり気ままに。不定期更新です。
時代背景的には、
スペード海賊団VS白ひげ海賊団
↓
エースが白ひげ海賊団に入ることを決意し、白ひげ海賊団の〝火拳のエース〟として名を上げ始めたばかりのころ
という感じです。
ゆるくヒロイン設定を説明させて頂きますと、エースが率いたスペード海賊団の船員です。
※名前変換してません
※捏造ばっか
※途 中 で 放 棄 す る か も し れ な い
以上をを踏まえて大丈夫な方は、追記よりどうぞ!
(100510)一部加筆+修正しました!
(100526)ヒロイン名変更しました。この前せっかくマイヒロインバトンやったので^^;
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彼の背中に刻まれたマークを見たとき、この世の言葉では言い表せないほどのひどい絶望と嫌悪感に襲われ、頭が真っ白になった。
+++
〝あの日〟から、一ヶ月が過ぎようとしていた。スペード海賊団。現在船長は、不在。思い出すのは、突如目の前に広げられた業火。「お前ら逃げろ!」と叫ぶ彼。彼―スペード海賊団船長・エース―は、一人残り、あの白ひげに向かっていった。
「あんのバカ船長…!」
「エミリー!逃げるんだ!エースを信じろ!」
「ふざけるな!あいつの自己満足に付き合ってられるか!逃げるならエースも一緒によ!」
「バカ野郎!船長命令だぞ!」
「ッ…!うるさい!とにかく私はエースを…!!」
「連れ戻す」―その言葉は、最後まで声にならなかった。ドンッという鈍い音と共に、私はその場に倒れこみそうになる。仲間が支えてくれたものの、何が起こったのか、理解できなかった。吐きそうなほどの衝撃が腹に重く響いたのだ。気を失う間際に顔を上げると、一人の仲間が私を支え、見下ろしていた。「許せ」という言葉を最後に聞いて、私はそのまま意識を手放した。
そして私が眠っている間に、仲間たちは勝手に「エースを返せ」と白ひげに再び立ち向かっていったらしい。ひどくボロボロになって船に帰ってきた。そして何人かは、帰ってこなかった。船長が船長なら、船員も船員だ。勝手ばかりする。
結局スペード海賊団は、船長行方知れずのまま出航した。
+++
それから、一ヶ月が過ぎようとしていた今日。船を震撼させる事件が起こった。
「副船長!大変だ!!」
「…どーしたの」
「エースが!エースが…!!」
一人の船員が新聞を片手に慌てて駆け寄ってきた。エースが不在のいまは、代理として副船長の私が指揮を執っている。どんな些細な情報でも、まずは私に報告するようになっている。「エース」。その言葉に私は大きく反応した。船員が持ってきた新聞を受け取り、教えてもらった面を開ける。仲間もぞろぞろと寄って来る。そしてそこには、信じられない記事が載っていた。
「『白ひげ海賊団に新たな戦力が加わる』―」
見出しを声に出して読む。その活字の横には、よく知った人物の写真が大きく掲載されていた。信じられない。信じたくない。が、それは紛れもなくエースだった。スペード海賊団船長であるはずの、エースが。一体どういうことだ。あまりにも衝撃的なニュースに、脳がショートを起こして上手く処理してくれない。
「エースが…白ひげに…?」
呟いた言葉だけが浮いている。何がどうなればそうなるんだ。こんなの、ありえない。あっていいはずがない。だって、エースには、この船が―。
「あんたら、これを信じるの?」
「っい、いや!信じねェ!」
「エース船長が白ひげなんかに入るわけねェよ!」
「ああ!この記事はデマだ!そうに違いねェ!」
仲間たちは次々にこの記事が嘘だと言い、エースはこの船に戻ってくるはずだと言った。私もそう思った。エースの居場所はこの船だ。他の船に乗るなんてありえない。
だけど、こんな記事を放っておくことはできなかった。気持ち悪くて仕方が無い。
「船を出しなさい!」
「えっ副船長!?どうするつもりで…!」
「決まってんでしょ!白ひげのところに、確認しに行くのよ!」
「でも、白ひげがどこにいるか…!」
「そんなのはどうとでもなるわ!とにかく出航よ!」
私がそう声を張ると、雄叫びが上がった。自分たちの船長が、〝船長〟であると信じて。
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*あとがき*
エースが白ひげに入ったといのを知ったとき、スペードの船員は、どう思ったんだろう。
そんな疑問からこの連載をスタートさせました。
エースがいなくなった後のスペードがどうなったのか、原作では描かれてない。
みんなバラバラになったのか、まだ海賊をしているのか。
サッチが「この船に乗ってる」って言ってたけど…叩き潰した、みたいだし^^;
まぁ、描かれていないから、やりたい放題、だね!←
というわけで、スペード海賊団であるヒロインを視点に書いていきたいと思います。
海風波風気任せに更新です。
途中放棄、ま じ あ り え ま す 。
行き当たりばったりで書くぞ!(ニッコリ
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| 小説
| 2010-05-10
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2010年04月11日
ブラシス設定でエース夢。
夢だけどヒロイン出てこないよ!
場面的には「飲み会で妹弟自慢をするエース(被害者マルコ)」って感じです。
夢小説と言えるか怪しいのでこっちに書きます。
いつも通り名前変換はしてないよ!
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エースはあまり飲み会に付き合わない。「可愛い妹と弟が待ってるんだ。早く会いてェじゃねーか」ということらしい。それを聞かされる度に同僚たちはうんざりする。何ヶ月も会ってないわけじゃあるまいし。しかも聞けば、妹は18歳。弟は17歳だそうだ。自分の身の回りの事くらい自分でできる歳だろうに。過保護にも程がある。だが、エースはその妹と弟が死ぬほど大切で、どうしようもないくらい愛しいらしい。同僚たちは「この病気は治らない」と既に諦めていた。
そんなエースが飲み会に参加するとき。「一、お偉いさんが同席するとき」「二、社員総出の会で強制参加を強いられるとき」「三、エースが語りたいとき」のどれかだ。三番目の場合は最悪だが、今回は二番目だ。4月恒例の、新入社員歓迎会。こういうときのエースはまだましだ。たいした量も飲まずに、必要最低限の時間だけ付き合ってさっさと帰るから被害は少ない。同僚たちはほっと安堵の息をついた。
だが、それも思い違いだったらしい。二番目と三番目が重なったのだ。偶然にも、飲み会とエースの語りたい気分が一致してしまった。更に悪いことに、タダ酒ということもあってかなりの量を飲んでいる。最悪だ。不運にもテーブルが一緒になった同僚たちは心の中で呟いた。
「マルコ、おれの妹と弟、見てみるか?」
話を振られたマルコはぎくっと心臓が飛び跳ねた。「だからこいつの隣りは嫌なんだよい」とは言えず、自分の運のなさをただ呪う。マルコの返事も聞かず、エースは携帯電話を取り出す。既に見せる気満々だ。ボタンを操作している。
「この前見たよい」
「バッカお前。この前のとは違う写真だ、ほら」
そう言ってエースはケータイの画面を見せつける。確かにこの前見せられたのは違う画像が表示されていた。画像の中の妹と弟は気持ち良さそうに眠っている。二人とも寝相が悪いのか、てんでばらばらの方向を向いているが、ちゃんと一枚の画像に収まっていた。
だが、これを見て、何てコメントを述べればいいのかマルコは分からない。「可愛い」とでも言うのが無難だろう。だが、そんなことを言えばエースはますます火がついて語りだす。それはうざいことこの上ない。率直に思ったことは、まさか同じベッドで寝てるのかという疑問だ。たいして興味もないが、他にコメントも見つからなくて仕方なくそう聞いた。「ベッドまで一緒なのかよい」と。もしそうなら正直ひく。今さらではあるが。
「ははははっ!さすがにそれはねぇよ!一緒なのは部屋だ」
「自分の部屋で寝ねェのかい」
「何言ってんだお前。兄弟は一緒に寝るもんだろ」
「…そうかよい」
きっぱりと言い切るエースに、まとものことを言った自分がバカだったと思わざるをえない。この家の常識は少し自分たちの感覚とは違うらしい。分かっていたことだ。
エースの語りは止まらず、この写真は朝、珍しく玲がまだ寝ていたから撮ろうと思ったとか、マルコにとってはどうでもいい話をし始めた。向かいの席に座っているサッチやジョズに助けを求めて視線を向けたが、見事に逸らされてしまう。そんな露骨に逸らさなくてもいいだろうとさえ思う。関わり合いになりたくないのが見え見えだ。
「おいマルコ、聞いてんのか」
「…聞いてるよい」
本当は全く聞いていなかったが、そう答えるしかない。エースは「ならいいんだ」と言って、続きを再び話し始める。エースの性質の悪いところは、時々ちゃんと聞いてるのか確認するところだ。おかげで集中力を切らせない。
「(さっさと酔い潰しちまわねェと…!)」
下手すれば朝まで付き合わされる。マルコは話を聞いたふりをしつつ、さりげなくエースに酒を勧めて、とにかく飲ませることに徹した。
エースがやっと潰れてくれたのは、それから3時間後のことだった。だが、解放されたわけではない。今度はこの男を自宅まで送り届けなくてはならない。心労は絶えず、マルコはただため息を漏らすしかなかった。
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*あとがき*
エースはUZAIよ★(^O^)
ケータイには「妹弟フォルダ」みたいなのがあって、
そこにヒロインとルフィの写メをいっぱい詰め込んでます。
待ち受けはきっと3ショットだね!
エースは普段は仕事できるし、社員たちからも慕われてるんだけど、
妹弟自慢をしてるときは超うざい、みたいな。
話聞いてるかどうか確認するなんてうざすぎるwww
社員たちはヒロインとルフィに会ったこともないのに、
二人のことをめちゃくちゃ知ってるといい。
マルコはしょっちゅう潰れた(潰した?)エースを送り届けてるから、
けっこう会ったことあると思う。
これの続編的なものをいつか書きたいです。
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| 小説
| 2010-04-11
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